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  • 2024/12/16

バレンタインデーの由来と起源|なぜ「恋人たちの日」になったのか

バレンタインデーの由来は聖バレンタインの記念日
バレンタインデーの起源は、3世紀のローマにまでさかのぼります。
当時、ローマ帝国皇帝クラウディウス2世は、兵士たちが愛する人を故郷に残すことで士気が下がると考え、兵士たちの結婚を禁止しました。
しかし、この命令に反抗し、多くの兵士たちを密かに結婚させていたのが、キリスト教司祭のバレンタインでした。

バレンタインの行動はやがて皇帝の耳に入り、怒ったクラウディウス2世は、彼に対して結婚を禁じる命令に従うよう強制しました。
しかし、バレンタインは愛の重要性を説き、その命令を拒否しました。
その結果、西暦270年頃、2月14日に処刑されてしまいました。

その後、バレンタインの勇気ある行動が広まり、人々は彼を「聖バレンタイン」として崇拝し、彼の命日である2月14日を「Saint Valentine’s Day(聖バレンタインの日)」として祈りを捧げるようになったのです。

14世紀以降に「恋人たちの日」として定着
聖バレンタインの日が宗教的な記念日として広まったのは、バレンタインが処刑された約1,000年後の14世紀以降です。
この時期から、2月14日は恋人同士が贈り物を交換する日として定着していきました。

バレンタインデーが「恋人たちの日」として広まった理由にはいくつかの説があります。
1つは、古代ローマの「ユーノの祝日」に関連しています。
この日は家族と結婚の女神ユーノを祭る日で、男女がくじ引きで異性を決めて一緒に過ごすという習慣がありました。
この風習に聖バレンタインの伝説が結びつくことで、2月14日はローマで「愛の日」として広まったと言われています。

また、旧暦では2月14日が春の始まりにあたる時期で、鳥がつがいを選ぶ季節とされていました。
そのため、2月14日は愛の告白にぴったりのタイミングと考えられ、プロポーズや贈り物を交換する日として定着したとも言われています。

バレンタインデーの起源は、愛を守るために命を捧げた聖バレンタイン司祭に由来しています。
時を経て、ローマの古代の風習や春の始まりと結びつき、現在のように「恋人たちの日」として祝われるようになったのです。
今では、バレンタインデーは世界中で愛を伝える大切な日となっています。

伊藤久右衛門のバレンタイン特集はこちらから

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