Kyoto tsu
京都通
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- 2018/05/19
第334回 三室戸寺『極楽浄土を彷彿させる、色どり豊かな花の寺』
京阪電鉄三室戸寺駅から明星山に向かって15分ほど歩いたところに、西国三十三ケ所観音巡礼の十番札所として人々の信仰を集めてきた「三室戸寺」があります。朱色の山門を通り、緩やかな上り坂を進むと、「よう おまいり」と刻まれた石柱が参拝者や巡礼者を温かく出迎えます。
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- 2018/04/21
第333回 岩倉具視幽棲旧宅『激動の時代を動かした元勲・岩倉具視の隠れ家』
幕末に活躍した京都出身の公家で、明治維新後、政治家として重要な役割を果たした岩倉具視(いわくらともみ)。岩倉具視といえば、500円札の肖像画となっていたことで、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。ちなみに、現代の日本においても多大な功績を残しており、「日本鉄道」によって造られた線路や駅は今のJR東日本に引き継がれています。
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- 2018/03/17
第332回 京都徳力版画館『暮らしの中に溶け込む、ぬくもり溢れる京版画』
京都御所から丸太町通りを東に進み、鴨川を超えた閑静な住宅街の一角に建つ「京都徳力版画館」。平成3年(1991年)に創設されたこの版画館では、京版画の第一人者といわれる徳力富吉郎(1902 ~2000)の貴重な版画コレクションが公開されているほか、版画を使った雑貨の数々が販売されています。
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- 2018/02/17
第331回 本法寺『本阿弥光悦、長谷川等伯とゆかりの深い洛中の御寺』
京都御所の北西に位置する本法寺は、室町時代に活躍した日親上人によって築かれた日蓮宗の本山です。周囲には妙顕寺や妙蓮寺、宝鏡寺などが点在するほか、表千家や裏千家、茶道の道具屋さんなど茶道関係の建物が軒を連ねています。本法寺の開創時期や場所については諸説ありますが、永享8年(1436年)に東洞院綾小路に造られた、仏教を広めるための「弘通所(ぐずうしょ)」が始まりとされています。
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- 2018/01/20
第330回 日向大神宮『神聖なるパワーに包まれた、京のお伊勢さん』
街のほど近くにありながらも、東山の中腹にひっそりとたたずむ日向大神宮。「ひむかいだいじんぐう」と読みますが、地元では「ひゅうがだいじんぐう」「ひゅうがさん」とも呼ばれ親しまれています。
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- 2017/12/23
第329回 フォーエバー現代美術館 祇園・京都『日本独自の美術鑑賞スタイルで楽しむ現代アート』
平成29年(2017年)6月、多くの観光客で賑わう京都の花街に開館した「フォーエバー現代美術館 祇園・京都」。その建物は毎春、芸妓や舞妓による舞踊公演「都をどり」の会場で知られる衹園甲部歌舞練場内の「八坂俱楽部(やさかくらぶ)」が使われています。
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- 2017/11/25
第328回 妙顕寺『京都における日蓮宗最初の道場』
京都御所の北西に位置する「妙顕寺(みょうけんじ)」は、日蓮宗四大本山の一つで、正しくは「具足山 四海唱導 妙顯寺」といいます。「四海唱導(しかいしょうどう)」とは、世界中(四海)の人々を法華経の教えに導き、その功徳によって人々を救うという意味が込められています。
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- 2017/10/21
第327回 清閑寺『小督局の悲恋物語と幕末の歴史が伝わる古刹』
今から約1200年前、延暦21年(802年)に紹継(しょうけい)法師によって開創された京都・東山に建つ「清閑寺」。盛衰を繰り返し、一條天皇の頃に播磨守佐伯公行(いよのかみさえききんゆき)が鎮護国家の道場として、法華三昧堂や宝塔などを建立し、十一面千手観音菩薩をご本尊として、ここに初めて清閑寺と号されました。
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- 2017/09/16
第326回 京都浮世絵美術館『北斎、広重、歌麿の傑作が揃う浮世絵コレクション』
2017年4月、京都の繁華街・四条通りに面したビルの2階にオープンした『京都浮世絵美術館』。展示作品はすべて同館の運営会社社長の個人所蔵で、約10年前から収集している浮世絵のコレクションは200点以上を数えます。
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- 2017/08/19
第325回 将軍塚青龍殿『京の街並みを一望できる新たなパワースポット』
皇室とゆかりの深い門跡寺院として高い格式を誇る「青蓮院門跡」。ここから少し離れた飛地境内(とびちけいだい)に平成26年(2014年)10月、「将軍塚青龍殿」が誕生しました。
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